Fine Like This
それでもなお侵入者は


表情一つ変えず


それなら安心しましたと


のたまい


職員室を後にした




それに続いて僕も入部届だけ


先生に渡すと


先ほどの侵入者の後を追って


教室を飛び出した




僕はその男子生徒と話をしてみたくて


仕方がなかった


あんなに気になる男子を


僕は今までに一度だって


見たことはなかったからだ




「ねえ!君!まってよ!」


僕は普段だったら


絶対に出さないような大声で


早足で職員室を後にする


”侵入者”を呼び止めた




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