追いかけて繋ぐ恋
どうしたらいいの?

分からない。


顔を悠希のほうに向けると悠希の髪の毛が頬に当たって、くすぐったい。

ふわっとシャンプーの香りが漂ってきて、ドキドキする。


ガタン…


どこかの駅に着いた。


「ん?」

悠希が頭を少し起こして、私のほうを向いた。


ドキッ!


かなり近くにある悠希の顔。

至近距離で目が合って、お互いの動きが止まった。

「朋花?」


ちょっと虚ろな目で見る。

「まだ着かないよ。寝ていてもいいよ…」

「ん」


再び、コテンと私の肩に頭が…
またこの体勢ですか…!
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