追いかけて繋ぐ恋
優しい人
遊園地は親子連れやカップルで賑わっていた。


薫さんから貰ったデート資金でチケットを購入。

私たちは周りから見たら、カップルに見えるのかな…。


今の私たちの関係は何だろう?

ただのクラスメートから友だちくらいにはなれたのかな?


友だちと言えるほど悠希のこと知らないけど…。

そんなことを考えながら、少し前を歩く悠希の後を歩いた。


「コースターから行く?」

「うん」


キャーキャーと乗っている人の叫び声が聞こえる。

やばい…足がすくむ。


「朋花、進んだよ」

「うん…」

ゆっくり足を前に出す。

「どうした?顔色悪い…」

「何でもないよ」




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