スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「……ヒナ?」


改札口から不安そうな顔をしたヒナと…


ヒナの手を握って歩く男子校生の姿が見えた。


その瞬間、俺は急いでサイフから千円札を1枚取り出し


「おつりはいらないから!」


と言って店員にそれを無理やり渡し、猛スピードで店の外に出た。



「くそっ!いなくなってるし…」



でも、ほんの数秒前まで、すぐそこにいたんだから、まだ2人は近くにいるはず。
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