スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜


「…あんなの。早く忘れろ」


思わず、そう口にしていた。


俺の胸を痛いくらい締めつける…真っ赤な左頬。


無意識のうちに…自分の指がそれに触れていた。


それに一瞬、ビクッと動いたヒナの顔。


「……でも、はじめてだったんだもん」


俺の目を真っ直ぐに見て言うヒナの目尻から涙が姿を現して


大きな瞳から、ポロッと大粒の涙がこぼれた瞬間。



「……はじめてじゃないから」



俺はそう告げていた。
< 167 / 432 >

この作品をシェア

pagetop