スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
引き出しの奥にしまってある…小さな宝石箱。
この中に10年間、ずっと大切にしているモノが入ってある。
他の人が見たら 笑うかもしれないけど…あたしには大事な思い出がつまった宝物で。
それを久し振りに手にしてみる…それは
真っ赤なガラスの石がついた…おもちゃの指輪。
あたしがプロポーズをした後に、ダイちゃんがあたしにくれた最高のプレゼントだった。
───あの日……
『ぼく…ヒナのこと大好きだよ』
『ほんとぉ~!?』
『ホントだよ。ちょっと、ここで待っててくれる?』
そう言うと、ダイちゃんは公園にあたしを1人残して、どこかに走って行った。