スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

「よく見ると、この子すげぇかわいいじゃん!見学していきなよ。俺たちが連れていってあげるからさ~」


3人組の中で1番背の高いアフロヘアーの人があたしの左腕を掴んだ。


「あの…離して下さい」


掴まれた腕を振りほどこうとしても、ビクともしない。


「おい、見てみろよ!困ってる顔がたまらないし」


後の2人もあたしの顔を見て…ニヤニヤと笑う。


どうしよう……怖い。


昨日の出来事がまた頭に浮かんできた。


今すぐにでもダイちゃんに電話をしたいけど、片方の腕を掴まれていてカバンからケータイが取り出せない。


あっちのベンチに座っている大学生に助けを呼んだ方がいいのかな…。


でも、いざとなったら昨日と同じで声が出てこないし…。


「そんな怯えた顔しなくていいからさ。俺らと一緒に遊んで帰りなって!」


今度は金髪に近い色の髪をした男の人が、あたしの右手を握ってきた。
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