スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「やっ、離してったら!」
ダイちゃん、助けてっ!!
心の中で無我夢中で叫ぶ。
でも、ここにダイちゃんがいるはずもなくて
────その時…
「ちょっと離してくれない?その子…オレの大事な妹なんですけど」
背後で誰かの声がした。
「せっ、先輩!先輩の妹なんですか?」
「そっ!だから、かわいいからって手を出そうとか考えるなよ」
フザけていたと思ったら…急に真面目な口調に変わった。
「すみませんでした…」
「ゴメンね」
すんなり掴まれていた腕も手も離してくれて、そのうえあたしに謝ってくれて
あっと言う間に3人組は、どこかにいなくなってしまった。
「それでなんか大学に用事でもあるの?かわいい女子高生さん」