スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜

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その後…雨がひどいことを理由に、学校から近い美琴の家に泊まることにしたとママに連絡をした。


普段からお互いの家をお泊りしているから、ママは全然疑ってなかったけど、やっぱり嘘をつくと…また胸が痛くなった。


「飲み物でも入れてくるから、ヒナはそこに座ってろよ」


「……うん。ありがとう」




ダイちゃんの部屋に来るのは…今日で2回目。


昨夜、真っ暗でなにもわからなかった部屋の中を見渡してみる。


モノトーンの家具で統一されてる、オシャレなダイちゃんの部屋。


ごちゃごちゃ物がなくて、きちんと整理がされてる感じ。


意外とダイちゃんて…きれい好きなのかな?


「なに、キョロキョロしてんだ?」


「うわあ~!」


「おもしろいヤツだなぁ。ククッ…」


ふん…だ。どうせ、ヘンなヤツですよ。



だけどね、ダイちゃんが…笑うと



なんか、それだけであたしすごく嬉しくなるんだ。
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