スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「本格的に降ってきたな。警報が出てるかも…」
「うん…そうかも。雨がさっきより、ひどくなってきてる」
2人でソファーに座ってコーヒーを飲みながら、窓から見える激しい雨を眺めていた。
「ヒナ、テレビでもみるか?」
「うん…そうだね。なんか面白い番組やってるかな?」
笑顔を作り、話をするものの…全く落ち着かない。
自分から『あたし…今日は絶対に帰らないからね』なんて言っといて
どうしたらいいか…わからなくなるばっかり。
だって、男の人の部屋に来たのも今日が初めてだし…なんの経験だってないし。
「ヒナ、どうした?」
「えっ…」
でも、ダイちゃんに名前を呼ばれただけで…今は
ダイちゃんに触れたい…触れられたいって思う矛盾してる自分がいた。