スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
突然の落雷に、思わずダイちゃんの胸にしがみついた。
「ハハッ。ヒナは昔から雷を怖がってたもんな?デカかったけど…近くに落ちたのかな」
「…………」
広い胸の中に頬をくっつけると…すごく安心する。
「ヒナ、怖いのか?」
「なにも…怖くなんかないよ」
この温かい胸の中にいたら、怖いものなんて…なくなる。
───チュッ…
ダイちゃんの唇にはじめて自分からキスをした。
自分からしといて、すぐにダイちゃんから離れて俯いてしまった。
あたしってば…いきなり、なにしてるの?
恥ずかしくて…もう死にそう。
「なに生意気に俺のこと、挑発してんだよ?せっかく俺が苦労して我慢してるのにさ…」
「えっ?」
「もう知らねぇから──・・・」