スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
───────────・・・
「駅までしか送ってやれなくてゴメンな」
2人で一緒に登校はできないから、駅までヒナを送った。
「……ううん。ここまでありがとう」
「じゃ、また学校でな」
「……うん」
返事をしたものの…ヒナは、なかなか車から降りようとしない。
俯いて、寂しそうな顔を見せている。
俺だって同じ気持ちだっつうの。
「……ヒナ」
「なに?」
右腕を掴み、会えない間…寂しくならないように充電のキスをする。
「よし、充電完了っと!」
「……バカ。じゃあ、いってきます」
すると、さっきまで悲しそうな顔をしていたヒナは、ハニかむような笑顔を見せて車から降りて行った。