スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
「それは絶対にヤダ!」
「だったら、今度は ヒナがボタンを外して証拠を見せるしかないだろ」
そのセリフに真っ白い頬が、噴火寸前の火山のように赤く染まった。
「あんまり考えてるヒマはねぇぞ」
その数秒後だった。
────プチンッ
ヒナが震える細い指でボタンを外していったんは……。
自分で命令しといて、ドキドキがマックスに達しようとしていた。
覚悟を決めたような…ヒナの真剣な顔が胸に近づき、そして
────ッ…
この世で1番って言えるかもしれない…幸せな痛みを感じた。