スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜



『初めて会いました…』



そう言われたダイちゃんに どんな顔をして会えばいいっていうの?


「だけど、倉石先生はもう部活に行っちゃったし。職員室に行くしかないかぁ…」


諦めて職員室に行くと、倉石先生の席の隣に座っているダイちゃんの後ろ姿をすぐに発見した。


小さい頃、いつも追いかけていた背中が…あの頃よりもとても大きく感じた。


その広い背中に…ゆっくりと近づく。


「あの…」


声をかけると、やっぱり…


「…………」


ダイちゃんは無言のままで…すごく嫌そうな顔を見せる。


この場所から、今すぐ立ち去りたくなった。
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