スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
どうしよう。どうしたらいいんだろう?
声をかけたものの 次の言葉が出てこない。
「倉石先生に用事でもあるの?先生なら部活に行くって言ってたけど…」
あたしが黙っていたら、ダイちゃんが先に口を開いた。
「あの…あたし、倉石先生に頼まれたんです。早川先生に学校の中を案内してあげてって…」
すると、その直後
「学校の案内だったら、前にしてもらってるけど」
聞いたことがないような低い声が聞こえた。
えっ、嘘でしょ。
どういうこと…?
ダイちゃんの冷たい瞳が胸に痛いくらい突き刺さって、まるで自分が嘘をついてるって言われてるみたいに感じた。