ペット化宣言


「おや?これは面白い。お嬢ちゃんの思っている通り、青年とやらに魔法をかけたのは何代か前のわしだよ。人間ってのは酷い生き物だねぇ。呪いだなんて、ただ願いを叶えてやっただけなのに。」



私の心が見透かされている。
これも魔女の力なの…?



魔女の言葉に反応した船長さんは私に目を向けた。これは、話せ、の合図だ。

エルちゃんの存在のおかげで私も言おうと決心していたし、ちゃんと全部話そう。



私は船長さんを見据えると、口を開いた。




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