ペット化宣言


「まぁ、こんなもんかなぁ…?」



あの暗くて不衛生な感じの部屋が、窓が見え、荷物もまとまり、煤も無くなった。



なんとか"部屋"として成り立つぐらい片付いたとき、ドアをノックする音が聞こえ、返事をする間もなくドアが開いた。







「おい、ちょっと来い………!」


私は目を見開く。
なんで返事をする前に、当たり前のように部屋に入ってくるんですか!?

仮にも私は女子で……



いや、船長さんにとってはペットの豚同然なのかもしれないのだけど…。




悶々としながら船長さんを見ると、船長さんも同様に目を見開いていた。











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