ペット化宣言
この、よく分からない世界に"中学生"なんていうものが存在するのかは分からない。
でも、存在していることに賭けて、私は言ってみた。
そして、船長さんの様子を伺う。
船長さんは少しの間眉間にシワを寄せ、なにか考えていた。
「…中学生か。でも、じゃあなんで普通の中学生が何故空から落ちてきた?」
あ、中学生はこの世界にもいるんだ!
共通点を見つけて、少し嬉しい。
でも、そうですよね。
普通の中学生は空から降ったりしませんよね。
私は少し考えて………
「記憶が、ないんです。」
嘘をついた。
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