ペット化宣言


この、よく分からない世界に"中学生"なんていうものが存在するのかは分からない。

でも、存在していることに賭けて、私は言ってみた。




そして、船長さんの様子を伺う。
船長さんは少しの間眉間にシワを寄せ、なにか考えていた。



「…中学生か。でも、じゃあなんで普通の中学生が何故空から落ちてきた?」




あ、中学生はこの世界にもいるんだ!

共通点を見つけて、少し嬉しい。




でも、そうですよね。
普通の中学生は空から降ったりしませんよね。



私は少し考えて………




「記憶が、ないんです。」





嘘をついた。











.
< 19 / 200 >

この作品をシェア

pagetop