ペット化宣言


「あの…ここは?」


「俺の部屋だ。」




当たり前のように言う船長さん。
いや、船長さんにとっては当たり前の広さなのかもしれないけれども、
私にとってはこんな広い部屋、一生かかっても自分の部屋にはできないだろうからね!?




驚いて目をぱちぱちさせていると「座れ」とソファーに向かい合わせに座らされ、いたって真面目な顔をされた。







「ところで本題に入るが…おまえは何者だ?」



ぐっと言葉に詰まる。


スルーされたと思ったのに…。





空から落ちてきたという時点で既に一般的ではないだろうけれども、私は自分の運を信じて言いきった。





「私は普通の中学3年生です。」










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