ペット化宣言
「い、いきなり何するんですかっ!?」
また違う意味で涙目になってしまったじゃないか!
とアレンさんを見据える。
「いやぁ、なんかおまえの顔見てたらなんか腹立ったんっすよねぇー。ろくでもないこととか考えてたりしたんじゃないっすか?」
つい、動きを止めてしまった。
いや、でも人見知りとかツンデレとかっていうのはろくでもないことではないはず…………うん。
また何事もなかったかのように動き出す私。
でも、その一瞬の止まってしまった動揺を、アレンさんは見過ごしてくれなかった。
「へぇー、やっぱり考えてたんっすか。」
笑顔でこちらに向かってくる。
いや、でもこの笑顔はさっきのとは全く違くって……
恐怖を感じ取った私。
必死にこの流れを変えようと考え出した結果、私の口からはさっき聞いた話の質問が零れ落ちた。
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