逢いたくて
生まれてはじめてドレスにみを包み

パーティー会場についた

入ったことはないけれど名前はよくきく高級ホテル

つぎつぎに高級ドレスやタキシードをみにまとい人が入っていく

「大丈夫?」

「うん」

「ドレス苦しくないか?」

「まだ余裕あるみたい」

ドレスは渉が用意してくれたお腹にレースがあってあまり目立たない

まだ1ヶ月くらいは着られそうな余裕がある

「お腹はってない?」

「大丈夫」

渉の右手が心配そうにお腹に触れる

「しんどくなったらいうこと。俺のそばから離れないこと」

「わかった」

久しぶりにヒールを履いたから転びそうで渉の腕につかまる

「ドレスの丈が長くてヒールにするしかなかったんだ。急ぎだったからごめん。転ばないようにつかまってて」

「うん」

左手には指輪がはめられている

お父さんのことでまたのびていた結婚を明日することになっている

ドレスには宝石が必要だと渉がはめてくれた
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