逢いたくて
逢いたくて

新しい生活

あっというまに一ヶ月がたっていた

私は長野にいる

どこへ行くにも車がないと行けない田舎町

隣の家までも車で15分はかかる

私は働いていた時の貯金を崩しながら車で1時間かかる場所にあるスーパーで働いていた

お腹の大きな私はあくまで在庫管理などの裏方

生まれたらなんでもすると頼み込んだ

今は母方の曾祖母の家で世話になっている

もう90歳になる曾祖母

生活は大変でもおだやかにすごしている

曾祖母は顔の広い人でいろいろとまわりの人に助けられていた

ここならひとりでも子供を育てられそう

毎日あわただしいけどもう赤ちゃんはいつ生まれてもおかしくない
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