付き合ってるのよ?
私の胸辺りまである、フェンスに、前のめりになった自分の体を、預けて、陸上部を見た。


正しくは、陸上部のハードル走選手の、裕人くんを、だ。

私の…私だけの、特別な時間に、いつの間にか、入り込んできた、あなた。


あなたと付き合った日からこの時間は、ファインダーに映るモノを撮る時間じゃなくて、あなたの姿を撮る時間になっちゃった。



私は毎日のように、来てるのに、あなたは気づいたそぶりすら見せない。


私は、裕人くんのハードルを跳ぶ写真を一枚撮った。




「あなた本当に…私のこと好きなの?」




私は、1日1日、あなたへの『興味』が大きくなっていってるよ?



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