付き合ってるのよ?
私と美奈だけになった中庭には、無言の重たい空気が流れた。


………が。


その沈黙をやぶったのは、美奈だった。


「さてっと。私の可愛い可愛い友香に酷いことをした、バカ悠也に会いにいきますか」


「は?さっきは、私にダメって言ったじゃん!」


友香はクスッと笑って言った。


「誰がダメって言った?私はかき回すなのとは言ったけど、悠也と話すなのとは言ってないでしょ?」



「っな!!」



「いい?私達はこれから、お友達の悠也くんと最近の日常について語りに行くだけよ?」


………完璧に嘘だ。



こんなこと友香にバレたら、殺される。




と、思いつつ、美奈についていってしまう、弱い私であった。







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