付き合ってるのよ?
……恐い!



すごい恐いオーラをだして、睨みつけてるよ。


マジで、言われてんのが私なら即死だわ。


「友香?俺は友香とは、別れた。それなのに、俺になんの関わりがあるって言うんだよ?……そのことは、向こうがよく分かってると思うけど?」


悠也も、負けずと美奈を睨んだ。


……待ってよ。


なんか、私1人話についていけてない。


さっきまでは、こいつのことをブン殴ってやる!って思ってたけど。


『好き』なんて言われたから、動揺してどーにもできないじゃない。


だって…………。

友香はきっと、悠也が私のことを好きで別れることになったのを知ってる。


それなのに、私はそんな真実を突き付けられてどーしたらいいの?


わかんないよ………。



しばらくたって、悠也は笑って言った。


「そーいうことだから。考えてみてよ、綾乃。……それじゃあ、バイバイ」

悠也はガラガラっと音を立ててドアを開け出て行った。

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