カサブランカにはなれない
「はい。何をしていてもすぐ疲れてしまって。頭もぼーっとしますし。」
「では、お薬出しておきますね。大丈夫ですよ。」

やっかいな病気ではない事がわかり、わたしはほっとして体が軽くなった。
最近精神的にも不安定だったのも、そのせいだ。
私は少し安心して、薬をもらってとにかく早く家に帰って寝ようと病院を出た。
すぐ向かいの薬局で、薬をうけとらなければならない。
薬局に入ると、とてもこんでいて、たくさんの人が座って待っていた。

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