死神の嘲笑
自分の足元に視線を落としながら、死神は話を続ける。


「それに関して、シニガミオウに頼みました」

「「「シニガミオウ?」」」

「つまり、死神の王様、ですか?」

四人の中で唯一、臨だけが冷静に尋ねた。

「はい。死神界の王様です。彼が住む宮殿、こことは別の場所にありますが、で絵を描くと、死神が生まれるんです」

「そして、七十五番目に描かれたのがあなただったわけですね」

「はい」

死神と臨のやり取りを、三人は呆然と眺める。

まるで、全く知らない言語を聞いているようだった。

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