あの日決めた誓い

1章~3年前の生活

1章~3年前の生活~

翔と付き合ってから3日がたちました。
朝は翔と手をつないで登校!なぁ~んて冗談です!
翔は朝練でさきに行ってしまい私はいつものようにみこと学校に行きます。
でも最近は後ろを気にする。
なぜなら・・・。それは、ドーン!後ろから押されたりまたは頭になんか当たったり。
誰がやってるのかなんてわかっている。こうなる事は分かっていた。ファンが多い翔と付き合うと決めた日から・・・。
女の子の嫉妬は怖い。
だから私はみこに守ってもらっている。
「みこ。ゴメンね」
「えぇ~なにがぁ~」
「いつも守ってもらっちゃって」
「いいのいいの!あんりぃ~が危険なときは私が守るぅ♪」
「ありがとう!」

お昼は翔と一緒。
人目の少ない所で一緒に食べる。

帰りは翔のことを待ってる。
その間私はバトミントン部を見る。

嫌でやめたんじゃないから。
理由がちゃんとあるから。

そして帰りは翔と一緒。ずっと一緒にいたいけど・・・。
いたいけど1日はあっという間に終わってしまう。
そして最後は翔に手をギュッと握ってもらう。
それが1日で一番幸せな瞬間。

その生活を私は1年続けた。
そして、翔は部活を引退した。

そして私は朝も昼も翔といた。
翔は私を愛してくれる。
それだけをいつも考える。
翔は私と同じ高校に行く事を決めてたらしい。
でも、私は翔に嘘をつきました。
翔に私はサッカーの名門校に行くといったがホントは翔のために嘘をついたんだ。
私は馬鹿だから、翔と同じ高校になんかいけない。
でも、翔は私と同じ高校に絶対行く事を決めてたらしい。
そしたら、翔の夢が私のせいで・・・。
と思ったからだ。
そして、入試の日。翔は入試の日私に電話をしてきた。
「杏里、俺たちは同じ学校行くんだからな」
私はなんていえば良いのかわかんなかった。
でも私がとっさに出た言葉は「うん、絶対行こうね!!」

私は翔になんて説明すれば良いのか分からなくて・・・。
次の日学校を休んだ。
その次の日もまた次の日も。
そして卒業式。
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