キミといた。
あたしはその声に目を開ける。
瞬きを繰り返しては深く息を吐いた。
そこで思い出す。
あたしは先週亡くなったお婆ちゃんの葬式に出席すべく、こうして家族3人車に乗って向かっていたんだということを。
「ふあぁぁあ…」
咬み殺すことなく大きな欠伸をすると、お母さんは溜息を吐いた。
「もう…シャキっとしてよね」
「そうだぞ、親戚とかたくさん集まるんだからな」
「ん…分かってるって…」
お爺ちゃんの家を訪れるのは随分久しぶりな気がする。