彼氏くんと彼女さんの事情


私はどうだろう。


割としっかりしているけれど、一人は駄目なタイプだ。常に誰かが側にいないと、何だか不安になってくる。




……少しでも春川くんの好みの女の子に、近付きたいな。



私は聞いてみた。




「ねーねー、春川くんのタイプってどんな子なの?」

「タイプ?」



しかしきょとんとした表情で首を傾げる。




「だから、……ほら、面白いとか気が利くとか、女の子らしいとか」

「……んーなんでもいい」




な、何でもいいって…。



「でも、好きなタイプとかちょっとはあるでしょ?」

「別にー」




前を向いたまま興味無さそうな顔で答える春川くん。
本当に女子には興味が無いのだろうか。
< 74 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop