彼氏くんと彼女さんの事情
* * * *
「(何か入ってるし…。)」
朝、学校に着きスリッパに履き替えようとロッカーを開けると。
大量の砂や紙くず、ゴミなどが入っていた。
「(こんなもの入れた記憶ないけど)」
今時、こんな古典的な嫌がらせするひといたんだ。
ロッカーから砂を出し、そこに入れていたスリッパを取り出す。
大量に砂を被っていたけれど、幸いスリッパは無事だった。
……はぁ。
呆れと面倒臭さの入り雑じった溜め息をひとつ吐き、ロッカーの中をある程度綺麗にしてから、教室に向かった。
「(くだらない。馬鹿じゃないの)」