ピアス
 柚菜の思いはそうであるが、そんな甘い考えを口に出した途端憲兵隊にひっ捕えられ、牢屋行きだ。


 いけない、今はそんな状態ではない。




 「もう、思考は終わったか」
 さっきと同じ声だが、雰囲気が違う。


「な、なんでわかるのよ」
 柚菜は不気味だった。気づけば口に嵌められていた異物が取り除かれている。


 いつから?柚菜は思った。



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