ピアス
「空気でわかる。それに俺は影みたいなものだ。微かな空気の流れでおおよそお前らの思うことはわかる」



「そんなこというなら今私が考えていること当てて見なさいよ」
 柚菜は、お茶漬け、たくあん、そば、と頭の中に描いた。



 またお決まりの沈黙があった。


「わからない」
 声が一言つぶやいた。



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