忘れないでー好きなまま、さよなら-
点滴ごと
 泰が倒れた。
 

「泰!泰!!」


 私は、
  叫び続けた。


「大丈夫。めまいがして」


きっと、
 嘘だ。

汗をかいているし、つらそう。


「誰かー。誰か、お願いー」


私は、
 ずっと待ち続けた。



 



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