舞い散る花の導く先に
もう、すべてがどうでもよかった。

心が泣いているのに気付かないふりをした。

呉「大丈夫、私は強いから」

そう言い聞かせることで自分を保つのが精いっぱいだった。

そして黙々と夕餉を作り終えて、運ぶ作業を終了する。

土「おい、呉羽。お前の分はどうした?」

呉「今日は体調がすぐれないので食べずに休ませてもらいますね。」

土「おいっ」

土方さんに言葉を遮り扉を閉める。

部屋に帰り座ると涙が出そうになった。

でも、泣かない。

そう決めたから。
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