舞い散る花の導く先に

呉「？みなさんどうしたんですか？」

急に静かになったあたりを呉羽は見回す。

土「いや、なんでもねえよ。」

そう言ってぽんっと呉羽の頭をなでる、。

呉「私、家事のお手伝いもします。」

原「いや、お前は女中じゃねえんだからそんなことしなくていいんだぞ？」

呉「いえ、私得意ですから！！今夜早速お料理作りますね。汗かいたので顔を洗ってきます。」

そう言いぺこりと頭を下げて井戸へ向かう。

新「呉羽ちゃんかわいかったなあ・・・・・」

平「すっげえいい笑顔できるんじゃんか。」

一「二人とも、くれぐれも呉羽に手を出さないように。」

沖「そうだよ？まあ、二人じゃ相手にされないだろうけどね。」

新「総司てめえ！！！」

平「言いやがったな！！！！」

土「うるうせえよお前ら。本当のことだろうが。ギャーギャー騒ぐんじゃねえよ。」

原「そうだぜ？あいつは守ってやる対象なんだからな。」

お互いがお互いにそう言い聞かせることで胸の奥の感情に気づかないようにしていた。