舞い散る花の導く先に
呉「ふふ・・・・・」

新「い、今・・・・・」

平「わ、笑ったよな・・・・?」

原「ああ、確かに・・・・」

沖「笑ったねえ。」

一「うむ。」

なぜかとても喜ぶみんな。

私はそんな態度に戸惑ってしまう。

土「お前ら、困らせてどうするんだよ。」

土方さんが渋い顔で周りを嗜める。

土「やっと、笑ったな。」

呉「あっ・・・・」

そうだ。

私は屯所に来て初めて笑ったのだ。

だからみんな騒いでいるのだろう。

土「そうやっていつも笑ってろ。」

沖「そうだよ。女の子は笑っている方が華があっていいからね。」

呉「っはい!!」

笑顔で頷く呉羽はまるで今までと比べ物にならないほど綺麗で

おもわず誰もがことばを失ってしまうほどだった。

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