大人的恋愛事情 SS
抵抗するように足を引き寄せようとすると、それをさせない男が上から見下ろしていて。
「少しは羞恥心もあるんだな」
自分の晒す姿態があまりにも乱れていることを自覚して、意外な発見だったのか少し驚いたような藤井祥悟の視線を避けた。
「悪くないな」
主導権を握った事により、余裕が出たのかどこか満足そうな声を出す藤井祥悟。
こんな事になるならベッドに行くか、電気を消してもらえばよかったなんて、今さら思ったところでもう遅く。
激しかった動きが止まり、私の視線を逃さないかのように追いかけてくる。
「繭」
「……」
「繭……」
「……」
「繭?」
「やめ……あぁっ」
再び動き出す藤井祥悟のゆっくりとした腰の動きが、途切れていた私の快楽を呼び覚まし。
静かで伺う様な動きに募るのは、重く圧し掛かるような快感と、塗り重なるさらなる羞恥。