―三年間―

なぜか呆気に
とられて、
何考えていた
のかわからなく
なってしまった。


どうしてこう
あたしを困らせ
ることばかり
言うんだろう

なんであたしの
気持ちが分かる
んだろう


あいつはグローブ
にボールを何度も
入れたり出したり
していた。

「あたしのことは
いいよ!!それより
練習は平気なの?」

「練習?まだ六時
だから平気」



わかんないけど…
あたしは安心して
しまった。

あいつになら話して
いいんだと…。

本当は誰かに
聞いてほしかった
んだと思う。


あたしは…軽く
深呼吸をして、
昨日言われたこと
を話した。




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