不良だらけの危険なバイトッ☆
そのままなんとなく会話ができずにいた。
なんとなくだけど
やっぱりまだ藤堂君は元気がない気がする。
あたしが思い出させちゃったのかな?
「いただきます」
いつもはおおはしゃぎしそうなホットケーキを無言で食べているだけ。
気まずいけど…
「あの、藤堂君…」
「ん?」
「昨日はごめんね。…嫌なことを聞いちゃって」
俯くあたしを見て藤堂君はびっくりした表情。
だけどフッといつもの柔らかい笑顔に戻った。
「莉子ちゃんは悪くないよ。俺も誤魔化しちゃったし」
「うん…ごめん」
「何暗くなってるの?…もしかして誰かから聞いちゃった?」