不良だらけの危険なバイトッ☆
「時間がない。隠れるぞっ!!」
隼人の声を最後に視界が大きく揺れ動いた。
「隼人ってばー!!…あれ?」
藤堂君があたりをきょろきょろと見回す。
「おかしいな…こっちに来たはずなのに」
「あれ、ほんとだ。まったく…、どこ行ったんだ」
「隠れてんのー?」
藤堂君があたしが最初に隠れていた岩場の近くに来た。
はっきりと藤堂君の脚が見えた。
…あたしは隼人に抱きしめられたままその下のお湯の中にいる。
幸い温泉のお湯が白っぽかったし、湯気で視界が悪いから気づかれてない。
それはよかったんだけど…
息が…できないっ!!!!
咄嗟の出来事で息をする暇のなかったあたしの呼吸は20秒で限界になる。
頭がくらくらしてくる。
も…どうしよ…
意識が遠くなっていく。
だめ…かも。
「…っ!!」