不良だらけの危険なバイトッ☆


 ・
  ・


あ…れ?


一気に苦しさがなくなっていく。


水の中なのに空気が流れ込んでくる。


これは一体…


どうして?


意識がはっきりしてきて目を開く。


そこであたしは初めて気づいたんだ。


キスされているってことに。


これは人工呼吸だったんだ。


だから急に楽になったんだね…。


水面下で見えた隼人の顔は必死だった。


"大丈夫か"って言われなくてもそう伝わってくるくらいに。


「あれー、あっちに行ったかな?」


「逃げ足速いんだよ!!奥も探してみようぜ」


だんだんと声が遠くなっていく。




「っぷは」


そしてやっと顔を上げることができた。

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