不良だらけの危険なバイトッ☆
「大丈夫か?」
隼人が顔を覗き込んでくる。
「う、うん。助けてくれてありがと」
そう言うと安心したような笑顔が見えた。
「間一髪だったな」
隼人は笑いながら髪をかきあげた。
濡れた黒髪と男らしい上半身が妙に色っぽい。
…ドキン、ドキン
一難去ってまた一難。
ドキドキしすぎて心臓が持たないよっ。
「おい、莉子!!」
ばしゃーんっ!!!
あたしの意識はそこで途切れた。
────・・・
気がついたときには目の前には旅館の天井があった。
「…あれ…」
あたしはどうしてここに。
確か温泉に行って、露天風呂でみんなに会って、隼人に助けてもらって…
そのあとが思い出せない。
うーんと一人首をかしげる。
「気がついたか?」