不良だらけの危険なバイトッ☆

「どうして…」


真っ青な顔で、吐血までして…


こんなに辛そうなのに、ユキくんは咳をしながら首を横に振るだけだった。


「じゃあ、今誰か呼んでくるから!!!」


あたしじゃユキくんのことを助けれない。


でもこのままになんてしておけないよっ。


それでもユキくんは掴んだあたしの手を離そうとしない。


「ゲホッゴホッ…あいつらにはっ…ケホッ…言うなっ」


「今はそれどころじゃないでしょ!!!」


ユキくんの手をなんとかほどこうとするけど、こんな時でもユキくんの力には敵わない。


「ユキくん…離して」


「…ケホッゲホゲホ」


それでもユキくんはあたしの両腕を掴んだまま離してくれなかった。


「…ケホッ…そういえば…ゲホッ」


「え?」


「さっきのご褒美…ケホッ…ゲホン…俺だけもらってな…かったよな」


「ご褒美…?」


突然の問いかけに頭に?マークが浮かぶ。

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