不良だらけの危険なバイトッ☆

「わからねえのかよ」


ユキ君の苦しそうな表情の中に一瞬の笑みが浮かぶ。



ドンー!!!


「きゃああああっ」


突然あたしの体は無理やり壁に押し付けられた。



「キスだよキス」


えっ…


「ーんんんんふっ!!!!」


考える暇もなくあたしの唇にユキ君の唇が押しあてられた。


…っ!!!

ユキ君…っ!?!?

なんで…こんなっ


口にユキ君のだろうか、血の味が広がる。


「んんんっ!!!」


お願い…離して…


わずかに開いた視界から見えたユキ君の赤い目は冷たかった。


こんなことして…ユキ君の方が苦しいに決まってるのに…。


色々な思いが頭の中を巡っていく。


あれ…


気づいたら頬に一筋、涙がつたっていった。

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