不良だらけの危険なバイトッ☆

「はっ…ケホケホゲホッ」


唇が離されるとユキ君は自分の口元を浴衣の袖で拭った。


「これがバレたら…ケホッ…隼人はなんて言うだろうな」


赤い瞳を怪しく光らせながら笑う。


…ユキ君…。


残酷な笑顔。


でも、その顔でさえ辛そうであたしの涙は止まらなくなる。


「…そんなこと今はっ」


「ゲホゲホッ…っ…誰にも言うなよ」


「え?」


「このことを…ハッ…ばらされたくなかったら今見た…ゲホッ…こと、誰にも言うんじゃねえよ」


交換条件…


まさかそのためにあたしにキスを…。


「わかったら…今見たことは忘れろ…っゲホッゲホッゲホッ」

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