不良だらけの危険なバイトッ☆

「ねえ莉子ちゃん。俺さ、駅前にオープンしたレストラン行ってみたいんだけどちょっと付き合ってくれない?」




────・・・


大人の余裕というのはうらやましいの一言に尽きる。


あれからお昼の時間に合わせて服部さんが連れてきてくれたレストラン。


洋風な雰囲気がお洒落でしかも高級感に溢れている。


「さ、今日は俺が誘ったんだから、好きなの頼んじゃって」


「す、すみません…」


流されるままにこんな凄いところ来ちゃったけど大丈夫だろうか。


ドキドキしながらレストラン内を見回してからメニューに視線を落とす。


わ…っ


メニューに並ぶ料理はそんなことを忘れさせてしまうくらい美味しそうなものばかりだった。


そういえば…お腹すいたな。


朝からあんな感じだったから今日は何も食べてなかったもんね。


「俺ナポリタンにしよっと。莉子ちゃん、決まった?」


「あたし…オムライスがいいです」


実際に運ばれてきたものは、メニューの何倍もきらきらしていた。

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