不良だらけの危険なバイトッ☆
「……」
隼人は何も言わず黙って聞いてくれた。
そして話し終えるとあたしのことをギュッと抱きしめた。
「はや…と!?!?」
「今は…何も言うな」
それから数十秒の間。
まるで、時が止まったかのようだった。
雪はどんどん強くなって二人のことを打ち付ける。
それでも温かかった。
隼人の温もりを感じていたからー…
そして体を離すと隼人はあたしの手を握った。
「後悔はしてないんだろ。…なら、この手を振りほどいて行けよ」
遮るものがなくなって体が凍りつくように寒い。
手のひらにはまだ温もりが伝わっている。
でも、あたしが選んだ道…
この手を離して行かなきゃならない。