不良だらけの危険なバイトッ☆
それでも進まなきゃ
振り返った後ろには未来はないのー…
あたしはそのまま病院の階段を駆け上っていく。
一秒でも早く、会いたいの。
病室にはいない。
「あの、瀬戸雪夜君はどこにいますか?」
あたしは近くの看護婦さんに問いかけた。
「瀬戸君なら、多分…屋上じゃないかな」
屋上…
「はい、行ってみますっ」
その響きに少しだけ嫌な予感がした。
慌てて階段を登って行った屋上には一人の少年の姿。
フェンスから街を見下ろすその背中には雪が積もっていた。
「ユキ君!!!」
走って彼のもとにかけよる。
「……なんだよ」
振り返ったユキ君の赤い瞳は荒んだ色をしていた。