不良だらけの危険なバイトッ☆
「どうしたんだよ」
仲間の一人が隼人の肩を叩く。
ハッとしたようにその目を見開いた。
「…なんでもねえよ、行くぞ」
「おい!!隼人っ!?」
何事もなかったように背を向ける。
そのまま隼人は早足で去っていった。
慌てて仲間と思われる人たちが追っていって…、次第にその姿は見えなくなった。
「……」
言葉が出てこない。
いつの間にあたしは、ユキに抱きしめられていた。
けれどもユキの目線も、隼人が消えた方向にあった。
久しぶりに見た険しい表情。
「隼人……」
消え入りそうな声が聞こえた。